THE SONG OF THE WOOD-SORREL FAIRY
In the wood the trees are tall,
Up and up they tower;
You and I are very small ━
Fairy-child and flower.
Bracken stalks are shooting high,
far and far above us;
We are little, You and I,
But the fairies love us.
~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE SPRING~ より
いつもフェアリーは、どこか咲いているところがないかと思いながら歩いていて
出会ったものを撮っているので、基本、外で撮ることになる
今年のミヤマカタバミは、めずらしく、家のベランダの子です
この時期、歩いているとよく見かけるカタバミですが
たいていはこんなピンク色だったり、黄色が多く・・・
Flower Fairiesのような白いカタバミにはなかなか出会ったことがない中
3年ほど前に一か所だけ白いカタバミを見つけてそれからはそこで撮っていました
今のところ、私が見つけらる白いカタバミはそこだけ
そこは20台ほどの車が停まる舗装されていない駐車場
去年も時期になりましたので出かけて行っては撮っていました
写真はお昼間の強い日差しの中でもコントラストが強すぎてうまく撮れなくて
だからと言って朝や夕方行っても、日は十分あるのに朝は8時ではまだ花が開いていなくて・・・
夕方も日が長く6時過ぎまで明るいのだから5時ぐらいなら大丈夫か、と思えば
今度はもう花が閉じていて、あの子たちはお日様が出ているかで判断しているのではなく
一日何時間は開花していよう、と決めているのでしょうか?
そんなわけで、何日か通い詰めていたある日、駐車場の隣のお宅のお庭から
少し年配の男性に「よく、その花を撮っているけど、よほどその花が気に入ったのか?」と
声を掛けられびっくりしていると、「それはおじさんが植えたんだ」とおっしゃいました
他にもたくさん生えている雑草と同じで自然に生えているとばかり思っていて勝手に撮らせていただいていたことを謝ると、どうやら、ぜんぜん気づいていませんでしたが私がやってきては写真を撮っているのをご覧になっていたようです
「ちょっと待ってて」と奥から陶製のりっぱな鉢とシャベルを持っていらして勢いよく掘り起こして大きな鉢に分けてくださいました
恐縮する私に丈夫だから家で育ててみて、とおっしゃってくださったカタバミが今年、花を咲かせたのが今日の一枚
少し前からお花が咲き始めていたことは分かっていたのですが、家にあると思うとついつい安心していたら、少しお花が終わりかけになってしまいました
昨年、おじさんに出会った時の駐車場のカタバミが現在、カードになっている方のカタバミです