The Mallow Fairy
I am Mallow; here sit I
watching all the passers-by,
Though my leaves are torn and tattered,
Dust-besprinkled, mud-bespattered,
See, my seeds are fairy cheeses,
Freshest, finest, fairy cheeses!
These are what an elf will munch
For his supper or his lunch.
Fairy housewives, going down
to their busy market-town
Hear me wheedling: "Lady please,Rage-and-Tatters
Pretty lady, buy a cheese!''
and I never find it matters
That I'm nicknamed Rage-and-Tatters,
For they buy my fairy cheeses,
Freshest, finest, fairy cheeses!
~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE ALPHABET~ より
マロウは日本名でいうウスベニアオイ
古くからハーブの一種としてお茶として飲まれてきました
淹れたては水色、そして十分出てくると紫色になるのですが、そこにレモンを落とすとピンク色に変わるのです
マロウは家を出た目の前の公園に毎年咲き、あぁ今年もマロウの季節がやってきた、と思うのはもっと暑くなってから
ゴールデンウィーク後なのですが、今年はとても早く、2週間ぐらい前からぽつぽつ先始め、今では競うように咲いています
先週あたりはまだ肌寒い日もあったので、なんだか感覚的にしっくりこなくて今年は何もかも、花が咲くのが2,3週間早いような気がします
ちなみに一番上のマロウは、6月半ば過ぎにイギリスで撮ったものです
この時も、もう、半そでを着る陽気で私の中では初夏のお花です
イギリスでは、マロウは「ぼろ布(Rage-and-Tatters)」、その実は「妖精のチーズ」と呼ばれるようでそれはシシリーの詩にも表れますが、絵の方も見ると、確かにぼろぼろの服を着て、手に持っているのがチーズだったのですね
それにしてもどうしてこのお花が妖精のチーズになったのかはわかりませんが綺麗に色が変わるハーブティーをゆったり飲みながら、そんなことを思い浮かべてみるのも楽しいかもしれません