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Fiore Spazio 花便り

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「妖精たちの花便り」 in フィオーレの森

4月22日から25日、フィオーレの森 星のミュージアムで開催いたしました「妖精たちの花便り」展、ご来場くださった皆様ありがとうございました

フィオーレの森にて初めてフラワーフェアリーズ展をさせていただいた2012年から、2014年、2018年と今年で4回目となりました
毎回、会期中に何か楽しいイベントを、と企画するのですが、今年はフォトグラファーこいけさとみ先生をお招きして、イベント前日にスマホでフォトレッスンをしていただきました 当日の様子はこちらから ⇒ click

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プレイベントも含め、会期中はお天気にも恵まれ、毎朝、小鳥のさえずりが響き渡る気持ちの良いフィオーレの森で、お越しいただいた方々から温かなお声掛けをいただき、優しい笑顔にたくさんお会いできましたこと、誠にありがとうございました

「妖精たちの花便り」では、フラワーフェアリーズをはじめ、花と妖精をテーマにした書籍の展示と、花マルシェを開催させていただきました

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花マルシェでは、一本ずつのお花の販売の他、会期中、ご自身で選んだお花でブーケを作るワークショップも開催させていただきました
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また、ご自身で作るのではなく、イメージをお伝えくださってブーケを束ねさせていただいたり、母の日が近いので、お母様への贈りもののご注文をして下さったりと、ありがとうございました

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ライフワークで続けているフラワーフェアリーズのポストカードの販売やキャンパスアートも展示販売させていただきました
フラワーフェアリーズのすばらしさは 何度もお話さていただいていますが、フェアリーの可愛さだけではなく、植物を描くときの観察眼にあると思っていて、ひとつひとつの植物にいろいろな発見があることの楽しさをお伝えできればと思っています
今回、いらっしゃってくださった方の中にも、昔カードを集めていたけれど、それには気づいていなかった、帰って確かめてみます、とおっしゃってくださる方もいて、とても嬉しく感じました

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フラワーフェアリーズに関する本は何種類もお持ちしたのですが、
その中でもこちらは、森永ハイクラウンのおまけとしてフラワーフェアリーズのカードが入っていた当時、カードの裏に書いてある住所に、何巻が欲しいか書いて1冊につき1000円を送ると、購入できた本

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私は、実はカードは一生懸命集めていたのですが、まだまだ子どもだったのでしょうか、この本を送ってもらうことまではしなかったので、こちらの本は友人から貸していただいて展示しています
表紙も布張りで今のものとは趣も全然違い、今ではネットなどでも見かけないので貴重なものです


花や妖精をテーマにした本は多く、今回も生花と一緒に本も展示させていただきました

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こちらはフランスの絵本作家 フレデリック・クレマンが描く絵本
こちらの絵本は、中世フランドルを代表する画家ブリューゲル一族の、次男ヤン・ブリューゲルの若いころのお話をクレマンが絵本にしたもので、中世絵画のように色合いも素晴らしく肉筆で描かれた絵とクレマン特有の実写のインク壺や絵筆をコラージュしていく技法で、絵本とは思えない美しい1冊
ぜひ、手に取って中を見てほしい1冊です

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こちらはスウェーデンの絵本作家ベスコフの Blommornas bok その名も花のうた
古本なので、染みも傷みもありますが、ベスコフの絵はいつみても、小さいころ、どろんこになって、はだしで野原を駆け回っていたころのノスタルジックな感覚を呼び起こしてくれる大切なものです

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左からグランヴィル「花の幻想」
グランヴィル晩年の作品で没後出版されたこの作品は、その後いろいろな作家がテーマとした幻想的植物画の出発点となる作品、その当時の世相風刺もみてとれます

中 リチャード・ドイル 「In Fairyland 」
ヴィクトリア時代におとぎ話の挿絵で一世を風靡したリチャード・ドイル
風刺画雑誌「パンチ」の創刊号の表紙でデビューし活躍したリチャード・ドイルは、その後、ディケンズやグリム童話集など、挿絵画家として、名声を確立、妖精画家としても知られます
「In Fairyland 妖精の国で」ウィリアム・アリンガムの詩を添えた多色木版の1870年のクリスマスに出されたものの復刻判

右 この写真に写っているのは中表紙ですが、ロシアの絵本「おやゆび姫」
キリム文字で何が書いてあるか読めるところが全くないのですが
そこは誰もが知っているおやゆび姫
読めなくても絵をながめているだけで、色鉛筆でしょうか、細部まで描き込まれた色とりどりの花々や虫たちがとても美しい絵本です
アンデルセンやペローなど古典作品に新しい息吹を吹き込み美しい絵本に仕上げている画家、アントン・ロマエフによる絵本でこの人の描く他の絵本も見てみたいものですが、日本ではなかなか目にすることは難しいようです

他にもクライドルフやグリーナウェイ、グレイン、と花を描いた絵本画家は何と多いことでしょう
そちらをご覧いただける本も展示させていただきました

絵本だけでなく植物に関する本を他にもたくさん持っていっていました
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シェイクスピアには、ほんとうに数多くの植物が登場し、その一節と植物画が描かれる「BOTANICAL SHAKESPEARE」はイギリスで求めましたが、植物画を描いているのは日本人
シェイクスピアと花の本はたくさんありますが、「シェイクスの香り」では、シェイクスピア作品にハーブや香料、香りの文化史の角度からせまった興味深い本です
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このほかにも、今まで見てきた植物と関係のある展覧会、ルドンやモリスやモネなどの図録も展示していました

今回は、このような状況下で今までのように、どうぞ時間の許す限りいつまでもゆっくりと、一度に大勢の方に狭いギャラリーの中に滞在していただける状況ではなかったので、これをゆっくりご覧いただけた方はあまりいませんでしたが、もし、植物テーマの絵本にご興味のある方がいらっしゃったら、次回は、ひとつひとつ手に取って心行くまでゆっくりとご覧いただけたら嬉しく思います

今回も関わって下さったすべての方に感謝しています
また、いつの日かお目にかかれますよう

最後までお読みいただきありがとうございます

by laurism | 2021-05-03 15:26 | イベント | Comments(0)
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