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Fiore Spazio 花便り

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カテゴリ:Flower Fairies( 37 )

THE LORDS-AND-LADIES FAIRY

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THE LORDS-AND-LADIES FAIRY

Fairies, when you lose your way,
From the dance returning,
In the darkest undergrowth
See my candles burning!
The shall make the pathway plain
Homeward to your beds again.

(These are the berries of the Wild Arum, which has
many other names, and has a flower like a hood in the Spring.
The berries are not to be eaten.)

~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE WINTER~ より

よく、Flower Fairies のお花はどこで探しているのですか?と言われる
厳密にはわざわざそれをどこかに探しにいっていることは少ない
たまたま出会えるのである
こんな花、家の近くに咲いてます?とおっしゃる方もいるけれど
こんなところにこんな子が、と意外と気にして歩いていると出会いはあるもので
見つけると家にカメラを取りに帰って撮ったりする
なので、必然、家の近くでみつけたものが多い

今日の一枚は、そんな家の近くからは遠く離れ、キノコの森で出会った一枚
キノコの森はずっと行ってみたかったけれど、想像していたより高い木の生える森

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初めての私にはぜんぜんキノコはみつからないのだけれど
もう、ざくざく枝や落ち葉をふみならして歩き回るのがたのしくてしかたがない

と、少し先に赤い実が・・・
この詩にもあるように薄暗がりの中にもぽっと灯りをともしたように
遠くからでもこっちこっちと道先を案内している
これはもしやアルムの実?

実際は、家に帰ってよく調べてみると、こちらはサトイモ科テンナンショウ属
シシリーの絵はサトイモ科アルム属
この実は絵本では冬の巻に出ていて、花が春の巻に出ているのを見ると
どちらも形状は似ていてももっと背が低い

同じ仲間でも、厳密には種類は違うけれど、
楽しかったキノコの森の思い出とともにここに記しておきます
キノコの森に連れて行ってくれたお友達に感謝をこめて


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by laurism | 2018-10-31 07:39 | Flower Fairies | Comments(0)

THE COWSLIP FAIRY


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THE SONG OF THE COWSLIP FAIRY

The land is full of happy birds,
And flocks of sheep and grazing herbs.

I hear the songs of larks that fly
Above me in the breezy sky.

I hear the little lambkins bleat;
My honey-scent is rich and sweet.

Beneath the sun I dance and play
In April and in merry May.

The grass is green as green can be;
The children shout at sight of me.

~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE SPRING~ より

キバナクリンソウ
私はこの花を実際に見るまでは、このシシリーのフラワーフェアリーズの絵の中で知るのみだった
昨年、友人たちと赤城自然園に行ったとき、この花がたくさん咲いていて一人がキバナクリンソウだ、と言った
フラワーフェアリーズの絵本では、開くと左側のページに絵、右側に詩が綴られるのでどんな花も同じ画面内に描かれるため
スケール感が分からず、絵から受けるイメージしていたお花とはずいぶん印象が違った
もう一人のイギリスに住んでいたことのある友人が「イギリスではカウスリップと言ってね、春になると一面に咲くの」と教えてくれた
一面に咲くところを想像しながら、今、カードを持っていなくて写真が撮れないことを残念に思う

今年、イギリス在住のお友達の写真でこのカウスリップとブルーベルが一面に咲くのを見ることになる
私の想像できる一面ってどれほどちっぽけだったの、と思わずにはいられない、一面と言ったら果てしなく一面だった!
シシリーのフラワーフェアリーズの花たちは、こういう景色の中でうまれているのだ、とつくづく思う

そんなわけでこんな景色は見られないけれど、もう一度、去年の景色に会いたくて赤城に行って
今日の一枚は撮ってきました

この花は妖精と縁の深い植物なのだとか
いくつもの花が房になって咲く様子が「鍵の束」に似ていることから「妖精の宝の洞窟を開ける力がある」とされ、
これはプリムローズも同じだそうです
この花には花弁に斑点があり、それは妖精が指で触ったあとだといわれ、これには魔力があるともいわれます
これは、「夏」の巻に登場するジキタリスにも同じ伝承があります
(参考文献:シシリー・メアリー・バーカー著 井村君江 訳・監修 「Flower Fairies 花の妖精 ー英国の花たちー』 2014年 主婦の友社 )



by laurism | 2018-05-18 07:04 | Flower Fairies | Comments(0)

THE DOG-VIOLET FAIRY

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THE SONG OF THE DOG-VIOLET FAIRY
The wren and robin hop around;
The Primrose-maids my neighbours be;
The sun has warmed the mossy ground;
Where Spring has come, I too am found;
The Cuckoo's call has wakened me!
~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE SPRING~ より

毎年、いろいろな場所でフェアリーの写真を撮っていると
写真の向こう側の人たちには、おなじスミレにしか見えなくても
あとで見返したとき、これはどこのスミレ、これはどこのスミレ、などと
その年の気候や周りの風景もよみがえる、私だけの楽しみ

ことしはあっという間に春が駆け抜けていってしまったので
わたしが北上してつかまえたスミレ


by laurism | 2018-05-07 06:51 | Flower Fairies | Comments(0)

THE JASMINE FAIRY

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THE JASMINE FAIRY

In heat of summer days
With sunshine all ablaze,
Here, here are cool green bowers,
Starry with Jasmine flowers;
Sweet-scented, like a dream
Of Fairyland they seem.

And when the long hot day
At length has worn away,
And twilight deepens, till
The darkness comes ━ then, still,
The glimmering Jasmine white
Gives fragrance to the night.

~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE ALPHABET~ より

今年は春が飛ぶように行ってしまう
今年の春は、春の花をたくさん撮り逃がした
毎年、季節の花が咲くとそれを追いかけるようにフェアリーと写真を撮り続けていると
去年の今頃は・・・と記憶をたどるのに、日記代わりの様になっている
調べてみると、去年のジャスミンを撮ったのは5月4日
こちらを撮ったのが一昨日だから1週間ほど早い
そしてシシリーの詩の中では、ジャスミンは暑い夏のさなかの花ということになっている

ジャスミンは咲きだして、綺麗、と思っているうちにあっという間に茶色くなっていってしまう
なので、こればかりは躊躇している暇なく、カメラを取り出し、最近、毎年ジャスミンを撮っている場所に走る
なのに、それなのに・・・
いつもの見事なまでに花をつけるりっぱなジャスミンが、今年はどうしたことでしょう
葉は枯れているところも多く、花もあまりつけていなくて精彩がない・・・
このジャスミンは、どうして、ここに、というような
人も車も通らない誰にも見られることのない道ばたにひっそり咲いていて
見つけたときは、それは私だけのとっておきの場所を見つけた気分で毎年そこで撮ってきたのに・・・
このジャスミンには悪いけど、今年はとても撮る気になれず、肩を落として車を走らせていると
思わず、今年のジャスミン!が左側の車窓を流れていったのを目にする
ずいぶん行き過ぎて、車をUターンできそうなところで戻って撮れた今年の子がこちら

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よく、皆さんから、いろいろ撮っているお花はどうやって探しているのですか?と言われる
ジャスミンも、近くのおうちのお庭から外へこぼれるように咲いているのは見かけても
まさか、よそのお宅のお花を勝手に撮る訳にもいかないので、もうこれは偶然の出会いしかない
今回は、広い駐車場のフェンスに咲いていたもの
フェアリーと写真を撮るようになってから、新たな目の機能が備わったようで
道路のこちら側を歩いていても、反対の歩道に咲いている小さな雑草も、もしかしてフラワーフェアリーズのお花かもと見つけてしまうのである
以前、キノコ狩りに行く友人が、最初のうちはぜんぜんわからなかったけど、行っているうちに最近は「きのこ目」になってきたのよ!
遠くからでもあそこにある、ってわかるの、と言っていた
まさに私もその気持ちがよくわかるのである








by laurism | 2018-04-28 07:37 | Flower Fairies | Comments(0)

THE WILD CHERRY BLOSSOM FAIRY

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THE WILD CHERRY BLOSSOM FAIRY

In April when the woodland ways
Are all made glad and sweet
With primroses and violets
New-opened at your feet,
Look up and see
A fairy tree,
With blossoms white
In clusters light,
All set on stalks so slender,
With pinky leaves so tender.
O cherry tree, wild Chery tree!
You lovely, lovely thing too see!

~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE TREE~ より


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毎年、桜の時期に桜とフェアリーを撮りますが、いつもは椅子を持って行ったり、何かしら台の上に乗って撮るのが例年ですが、今年は目線の高さで

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というのも、今年撮影した桜は大木から四方に伸びる枝が地面につくほどにしな垂れているのです

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だからほら、こんな風にあまりない上から桜を見下ろすということができる場所です

この日はいつも静かなこの場所も、桜を見る人たちで賑わっていました
ちょうど満開を過ぎて、風が吹くと桜吹雪が綺麗に舞うなか

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もう今週が過ぎれば、またひっそりとした秘密の花園に戻って行くのでしょう

お庭の片隅ではムスカリと水仙の競演も美しかったです

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by laurism | 2018-03-29 07:14 | Flower Fairies | Comments(0)

THE DEAD-NETTLE FAIRY


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THE SONG OF THE DEAD-NETTLE FAIRY

Thorough sun and rain ,the country lane,
The field, the road, are my abode.
Though leaf and bud be splashed with mud,
Who cares? Not I! ━ I see the sky,
The kindly sun, the wayside fun
Of tramping folk who smoke and joke,
The brains who heed my dusty weed
( No sting have I to make them cry )
And truth to tell, they love me well.
My brothers, White, and Yellow bright,
Are finer chaps than I, perhaps;
Who cares? Not I! So now good-bye.

~Cicely Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE WINTER~ より


ここのところの厳しい寒さが続いたあとの、暖かな一日
都心からこんなほど近いところに、こんな自然多き里山が残っていたのだと感動の一日
楽しい野歩きの一番最後に、戻ってきた駐車場のそばにこの子はいました
オドリコソウ
どこを歩いていても、近くの道ばたや空き地にも咲いている平凡な野草
あまりにも日常な雑草とも呼べる花だけに、フラワーフェアリーズに出会っていなければ
気にも留めず、通り過ぎていたでしょう
こうして写真を撮っていると、その場所とともに
楽しかった冬の野歩きの一日を思い出すのです





小さい春、みーつけた!



by laurism | 2018-02-28 06:39 | Flower Fairies | Comments(0)

THE SWEET PEA FAIRY

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THE SONG OF THE SWEET PEA FAIRY

Here Sweet Peas are climbing;
(Here's the Sweet Pea rhyme!)
Here are little tendrils,
Helping them to climb.

Here are sweetest colours;
Fragrance very sweet;
Here are silky pods of peas,
Not for us to eat!

Here's fairy sister,
Trying on with care
Such a grand new bonnet
For the baby there.

Does it suit you, Baby?
Yes, I really think
Nothing's more becoming
Than this pretty pink!

~Ciceley Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE GARDEN~ より

シシリーの謳っているいるように甘い甘い香りのスイトピー
春を思い浮かべる花はたくさんありますが、
スイトピーも真っ先に浮かぶ花のひとつではないでしょうか?
品種改良がどんどん進み、色がとても豊富
今ではグラデーションのある色、2色のもの、花びらに縁取りをしたように色があるもの
様々な品種がでています

それにしてもスイトピーの花を赤ちゃんのボンネットに見立てるシシリー
かぶせてあげているお姉さんフェアリーのしぐさがまた可愛いのです








第2回プラチナブロガーコンテスト



by laurism | 2018-01-21 06:36 | Flower Fairies | Comments(0)

THE ALDER FAIRY

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THE ALDER FAIRY

By the lake or river-side
Where the Alders dwell,
In the Autumn may be spied
Baby catkins,cones beside ー
Old and new as well.
Seasons come and seasons go;
That's the tale they tell!

After Autumn ,Winter's cold
Leads us to the Spring;
And, before the leaves unfold,
On the Alder you'll behold,
Crimson catkins swing!
They are making ready now:
That's the song I sing!

~Ciceley Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE TREES~ より

シシリー・メアリー・バーカーの Flower Fairies の絵本は全部で8冊あります
このハンノキはその中の THE TREES からの一篇です

シシリーは花ばかりではなく、一冊、作るほど、樹木の妖精もたくさん描いています
英国やアイルランドでは木にまつわる伝説や神話がたくさんあるように思います

このセイヨウヤマハンノキも英国ではアルダーと呼ばれ、かつて魔法に関する木だと思われました
妖精とも関係があるとみなされていて、やたらこの木を伐ることは避けられていたようです、ただ、このシシリーの妖精には、直接これらの伝承を思わせるところはありません  (参考文献:シシリー・メアリー・バーカー著 井村君江 訳・監修 「Flower Fairies 花の妖精 ー英国の花たちー』 2014年 主婦の友社 )

よく、ハリーポッターでも皆が持つ杖が何の木で作られているなんて書かれていたりして、木には精霊が宿り、木の種類によってそれぞれの役割があると昔から信じられてきたのですね
話が大きくそれますが、友人に見せてもらって興味を持ってすぐに購入した「木の癒し」という本があります

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これはドイツのセラピストが書いた本ですが木には癒しの力があって、それぞれの月に守護樹が割り当てられて木のカレンダーになっているのです
自分や家族の生まれたときの樹木のお話を読んだりして楽しんでいます
日本も67%が森林という世界でも有数の森林国
今まであまり感じてこなかったのですが、ここ2,3年、山や森に入るとなにか心の奥深いところで、帰ってきたという感覚に包まれ、心身ともに生き返る気がします

詩の中でも詠まれていますが、この季節、去年生まれて実になった枝のそばに今年の新芽を見ることができます
このフェアリーは、木のことをよく知るお義兄さんに連れて行ってもらって撮りました
お義兄さんは、この詩を知っているわけではないのですが、この絵には前年の木の実と今年の雄花がついているでしょう、と言ってちゃんとその場所を案内してくれました
自分では、たとえこの木の下を歩いていても、これがハンノキだとはわからず見過ごしてしまう事でしょう
そしてお義兄さんが言っていた水辺の方にあるんだよ、と教えてもらった通り、帰ってきて前述の本をあらためて読んでみるとこのハンノキは水につかっても腐りにくい材料なので池や沼地の道造りにも活用されているようです





by laurism | 2017-11-08 08:56 | Flower Fairies | Comments(0)

THE WAYFARING TREE FAIRY

THE WAYFARIN TREE FAIRY

My shoots are tipped with buds as dusty-grey
As ancient pilgrims toiling on their way.

Like Thursday's child with far to go, I stand,
All ready for the road to Fairyland;

With hood,and bag, and shoes, my name to suit,
And in my hand my gorgeous-tinted fruit.

~Ciceley Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE Autumn ~ より
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久しぶりのFlower Fairies です
こちらは、Autumnの詩集に入っているガマズミ
Autumnには19篇中、実に17篇が実のついた植物
なかなか写真におさめたくても実のついているその姿の植物に出会えず
秋のシリーズが一番進んでいません

ガマズミの仲間はたくさんの種類があります
英語名では Wayfaring tree と言って「旅人の木」という意味があります
西洋ガマズミの若い芽は、この詩に歌われているとおり、うぶ毛に包まれて灰色に見えます
これが巡礼者の衣装を想像させたのではないかということです
そしてここに描かれるフェアリーもまた、巡礼者の頭巾の様に葉を被り、同じ葉を肩に下げ
葉で作った手提げを持って、足には包帯のように切った葉を足に巻いています

(参考文献:シシリーメアリーバーカー著 井村君江 訳・監修 「FOWER FAIRIES 花の妖精 ━ 英国の花たち ━ 主婦の友社(2014年))




by laurism | 2017-10-22 23:59 | Flower Fairies | Comments(0)

THE WILLOW FAIRY

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THE SONG OF THE WILLOW FAIRY

By the peaceful stream or the shady pool
I dip my leaves in the water cool.

Over the water I lean all day,
When the sticklebacks and the minnows play.

I dance, I dance, when the breezes blow,
And dip my toes in the stream below.

~Ciceley Mary Barker FLOWER FAIRIES OF THE TREES~ より


毎日毎日、暑いですね
でも、柳につかまって水辺で遊ぶフェアリーは涼しげです
柳の葉のスカートを着ています

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風に吹かれてゆらゆら揺れて楽しそうです

でも 裏話をしてしまえば・・・
何をしているか知らない人が、二人も飛んできました
一人は説明すると気をつけてくださいね、素敵な一枚が撮れるといいですね、とおっしゃって下さったのですが、一人は向こう岸から落ちるのではないかと真剣に叱られました
まさか私もいくら暑くても飛び込んだりはしませんが、でも水辺を眺めていると少しだけこの暑さも忘れられました
by laurism | 2017-07-23 05:25 | Flower Fairies | Comments(0)